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大腸がんQ&A②

Q:大腸がんにはどのような症状がありますか?

A:大腸がんの多くは早期には症状が無く、進行して初めて症状が現れます。症状として大切なのは、まず血便です。血便があっても他に症状がないと、痔と勘違いして、発見が遅れる事がよくあるので、注意が必要です。また、便が細くなったり残便感が続いたり、腹痛があったり、特に下痢と便秘を繰り返すという症状は大腸がんに特徴的な症状なので注意が必要です。肛門から離れた奥の方の大腸がんでは血便を自覚する事は少なく、息切れやふらつきなど貧血症状があらわれて初めて気がつくこともあります。腸の内側が狭くなるために起こる腹部膨満感や痛みを伴うしこりが初発症状の場合もあります。 また、癌が大きくなって大腸の内腔を塞ぐと、嘔吐などの腸閉塞症状で発見されることもあります。以上のような症状がある時はぜひご相談ください。大腸がんの治療法は近年目覚ましい発展をしており、かなり進行したがんでも、完治が不可能では無くなってきています。

Q:大腸がんを早く見つけるにはどうしたらよいですか?

A:大腸がんは早期であれば、ほぼ100%近く完治しますので、無症状の早期のうちに発見することが理想的です。そのためにまずお勧めするのが、市の大腸がん検診で行われている便潜血検査(2回法)です。便潜血検査は苦痛がなく簡単に受けられる検査であり、この検査で進行癌の約90%,早期癌の約50%が検出可能といわれております。2回のうち1回でも陽性(陽性率5-10%)であれば、約2%つまり50人に一人の確率で大腸がんが見つかるといわれていますので、1回でも陽性の方は必ず大腸内視鏡などの精密検査を受けてください。そして、便潜血では捕まらない早期の大腸がんはどうやって捕まえればいいのか?というと、その検査が大腸内視鏡検査です。40歳を過ぎたら一度は大腸内視鏡検査を受けられることをお勧め致します。

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