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ピロリ菌についてのご質問
Q:ピロリ菌とはなんですか?

A:ピロリ菌とは、正式名称をヘリコバクター・ピロリといい、慢性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃悪性リンパ腫、胃がんといった人間の胃の病気のほとんど全てに関連があることが近年明らかとなってきた、人間の胃の中に感染する細菌です。電子顕微鏡で見るとらせん形をしており、菌体の端に付いている鞭毛を動かして、胃の粘液の中を動き回っています。

Q:ピロリ菌に感染している人は多いのですか?

A:ピロリ菌は、小児期に主に経口で感染するため,日本においては、小児期に衛生環境が悪い時期を過ごした年長者ほどその感染率が高く、若い人の感染率は低くなっており、今後は環境衛生の整備により感染率が低下することが予想されております。しかしそれでも現在、日本国民の半分にあたる約6千万人の方が感染していると推測されています。

Q:ピロリ菌にはどうしたら感染するのですか?

A:ピロリ菌は、免疫力のまだ未成熟な5歳くらいまでの小児期に、井戸水や親から子への食物の口移しなどを通じて、主に経口で感染し、大人になってから感染することはほとんどないと考えられています。ですから、5歳未満の子供に接する時はよく手を洗い、口移しなどはしない、などの対策で感染は予防可能と考えます。

Q:ピロリ菌感染はどうしたら治療できますか?

A:胃の中に感染したピロリ菌を駆除するための除菌療法が既に確立しており、現在、胃内視鏡で慢性胃炎と診断された方に対するヘリコバクター・ピロリ除菌療法は、保険適応となっています。ヘリコバクター・ピロリ除菌療法は、風邪などでも使われる抗生物質を2種類と胃潰瘍や逆流性食道炎の治療に使われる胃酸を抑える薬剤を多めに一週間内服して頂く治療です。この治療で約80%の方は除菌可能です。もし除菌できなかった場合でも、抗生物質の種類を変えた二次除菌療法が保険適応となっており、そこまで行えば95%以上の方は除菌可能といわれております。

Q:ピロリ菌と胃がんの関係を教えてください。

A:1994年にWHOがヘリコバクター・ピロリをヒトに対する発癌物質と認定しています。そして、ヘリコバクター・ピロリを除菌する事で胃がんになる確率が1/3に減少するという研究結果も報告されています。現在の所、ヘリコバクター・ピロリが直接胃がんを引き起こすというより、ヘリコバクター・ピロリがまず萎縮性胃炎と呼ばれる慢性胃炎を引き起こし、その萎縮性胃炎が持続する事が胃がん発生のリスクを高めるという考え方が有力です。ですから、萎縮性胃炎が長く持続する前の若年のうちにピロリ菌を除菌することが胃がん予防のために重要であり、高齢となり萎縮性胃炎が既に長く続いた場合は、ピロリ菌除菌後も胃がん発生の危険性がある程度は続くと考えて、定期的な胃内視鏡検査により経過観察することが重要です。