当院院長は日本糖尿病協会療養指導医であり、より的確な糖尿病治療を提供する事が可能です。また当院看護師による糖尿病患者様の生活指導やフットケアも適宜行っております。お気軽にご相談下さい。
糖尿病とは、血糖(血液中のブドウ糖)を下げる働きをするインスリンというホルモンの量が減ったり、効きづらくなったりして、血糖の高い状態が続く病気です。血糖の高い状態が続くと、腎臓や網膜の細い血管が侵されて腎不全や失明に至ったり、神経障害が起こったり、全身性の動脈硬化が進み心筋梗塞などの危険性が高まったりします。糖尿病は、採血検査の血糖値とHbA1cの値から診断されます。おおまかな目安として空腹時の血糖が126mg/dl以上または随時の血糖が200mg/dl以上、HbA1c(国際基準)が6.5%以上なら糖尿病である可能性が高くなります。健診等で糖尿病が疑われた時は外来を受診して、診断と治療を受けてください。インスリンが絶対的に不足している1型糖尿病は当初よりインスリン治療が必要になりますが、インスリン分泌がある程度保たれている2型糖尿病の治療は一般的に、まず食事療法と運動療法から始めます。食事療法の基本は、「腹八分目で食品の種類はできるだけ多く、脂肪は控えめに、食物繊維(野菜、海藻、きのこなど)をよくとり、朝食、昼食、夕食を規則正しく、ゆっくりよく噛んで食べる」という事です。1日の運動量の目安は歩行で1万歩となっています。これを2-3か月行っても目標のHbA1c値を達成できない場合は薬物療法となります。